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釧路湿原について

釧路湿原は、北海道の平野の原風景をとどめる、わが国最大の湿原です。豊かな自然と野生が息づき、われわれにすばらしい体験と感動を与えてくれます。
湿原を含む一帯は国立公園に指定され、ラムサール条約の登録湿地としても保護されています。
釧路湿原全体は、標高が3〜10m、表面が平らな沖積平野です。
東西が最大25km、南北は36kmでまわりの小高い丘陵地帯(海岸段丘)に深く入り組んだ形になっています。南側は開いて砂丘地帯を隔てて太平洋に面しています。
中央を貫いて流れているのが、屈斜路湖を源とする釧路川、その左岸側には塘路湖、シラルトロ湖、達古武湖の3つの海跡湖があります。

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釧路湿原の生い立ち

今から約2万年前のヴェルム氷期には、北海道はシベリア大陸と陸続きでした。その後、気温の上昇と共に海面が上昇し、陸地に海水が入り込む「海進」が始まり、約1万年前には今日の釧路湿原は海に覆われました。しかし約6000年前から、海進は停滞し、逆に徐々に海水は引いていきましたそして、それまで海底だったところに土砂や泥炭がたまり始めました。こうして長い年月をかけ、約3000年前から広大な湿原が形成され始めたのです。塘路湖などの湿原に残る湖沼の多くは、かつて海だった頃の名残なのです。

釧路湿原国立公園

釧路湿原国立公園は北海道東部にある国立公園である。1987年7月31日に指定された。日本で第28番目の国立公園

釧路湿原は、面積は28,788haにおよぶ、日本一大きな湿原である。 1980年日本がラムサール条約に加盟する際に最初に登録した湿地。 1967年湿原そのものが国の天然記念物に指定されている。 そのため立入が厳しく制限されており、北海道で最も北海道らしい景観を維持できている。

ヨシ・スゲ・ミズゴケ湿原やハンノキ林、曲がりくねった河川や湖沼群など様々な環境を含んでいる。タンチョウやイトウ、キタサンショウウオやエゾカオジロトンボといった貴重な野生動物の宝庫である。

ラムラサール条約

ラムサール条約は、湿原の保存に関する国際条約。水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1971年に制定され、1975年発効した。1980年以降、定期的に締結国会議が開催されている。
日本語での正式名称は特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(英: Convention on Wetlands of International Importance Especially as Waterfowl Habitat)。法令番号は昭和55年条約第28号。通称は、この条約に関する最初の国際会議が開催されたイランの都市ラムサールにちなむ。
2008年3月現在の締結国は158ヶ国。登録地数は1,720ヶ所。締約国は、水鳥の生息にとって重要な水域を指定し、指定地は事務局の登録簿に登録される。締約国は、指定地の適正な利用と保全について計画をまとめ、実施する。例えば日本では、当該湿地等を鳥獣保護区特別保護地区に指定し、鳥獣の捕獲はもとより植物採取や埋立などの人為的開発からも保護するといった対応がされる。
日本は1980年に加入し、釧路湿原を最初の指定地候補にあげた。日本の事務局は、北海道釧路市にある国際ウェットランドセンター。2005年11月8日第9回締約国会議において、日本の登録地が一挙に20か所追加登録され、計33か所となった。

 

湿地の定義
 

登録の対象が「湿地」となっているが、湿地のみならず、湖(琵琶湖等)や海域(慶良間諸島海域等)などの鳥類が利用する水域を対象としている。なお、ラムサール条約における「湿地」の定義は条約の条文第一条第一項に示されており、下記のとおりである。
 第一条 1 この条約の適用上、湿地とは、天然のものであるか人工のものであるか、永続的なものであるか一時的なものであるかを問わず、更には水が滞っているか流れているか、淡水であるか汽水であるか鹹水であるかを問わず、沼沢地、湿原、泥炭地又は水域をいい、低潮時における水深が6メートルを超えない海域を含む。
 

 

 

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